息を吸えない人は、息が吐けていないということである。
こんばんは。ムラーラミュージックオフィスです。
今日のテーマは、ずばり「呼吸」。実際にいらした生徒さんのお話も交えながら考えていきたいと思います。まず、はじめに「息が吸えない人」は「息が吐けていない」ことが原因だという事を話しておきたいと思います。
吐いた分だけ息は入る。(スキューバーダイビングに学ぶ)
ある生徒さんが、ご主人とオーストラリアに遊びに行きました。
目的はダイビングと観光だったそうです。初めてのダイビング・・・。
泳げない人にとっては、どうなのでしょう?あのスポーツは・・・・。
ちなみに、事前に別のご夫婦の奥様から実は、
「ウチの旦那さん、初めてのダイビングでパニックを起こしてしまった」
と聞いたことがありました。
何故、パニックになってしまったのでしょう?
どのぐらい、息が吸えるのかがわからなくなってしまう。
ダイビングでパニックに陥る方のほとんどがこのパターンだそうです。
「息が吸えない。」いや、「息が吸えるのかわからない」。
こういう事です。
そして、例のオーストラリアに行かれた生徒さんはインストラクターにこう言われました。
「息を吐いて、吐ききってください」。そうすれば、自然と入ってきます。
これ、通常私たちが行っている腹式呼吸と同じ原理です。
実はここの所少し前に、ものすごい強いストレスを感じた事がありました。
その時に息が全然吸えない
と思いこんでしまったことがありました。その時、思いっきり肩をあげて
「す==」っと息を肩でしていました。今思うと立派な過呼吸気味だったと思います。
(過呼吸もパニック障害の一種です。)対処法
昔は私も相当過呼吸になることがありましたが今はほとんどありません。
ただ、時々そのようなことになると、先ほどの説明の様に思いッきり息を吐き出すようにしています。そうすると1度にタイミングが戻ります。
そして「あ~戻った」と思えばパニックにもならずに済むのです。
思い込みで「喉に違和感のある疾患」もあります。詳しくは下記をご覧ください。
腹式呼吸は水泳経験者にやってもらえば一目瞭然。
体験レッスンにいらしていただいた方に、通常の腹式呼吸をお願いする際に、確実に通常の人よりも1度に出来る呼吸の長さが群を抜いて長い人たちというのが存在します。
水泳の経験者です。(幼少期含む)
絶対的にレベルが違います。
通常、前情報を与えなければ、20秒程度「すー」といって吐き出せる方が多いのですが、
前情報がなくても水泳経験者の方々は約倍の秒数継続します。
「水泳してませんでしたか?」ときくと
「はい。」と必ず帰ってくるのです。
本来何でもない腹式呼吸。
腹式呼吸は赤ちゃんに習うのが一番。
アレキサンダーテクニークだってもとは、持って生れてきたボディバランスから学ぶもの。
私たち大人は、大事な何かをこうやって一つずつ忘れていくのです・・・・。