声帯がぶよぶよするってどういう事?

発声練習 虎の巻

声帯がブヨブヨするってどういうこと?

今日は、「加齢と、長年の誤った声の使い方による声の嗄れを治すボイトレ」

についてです。

まず こちらの動画をもう一度ご覧ください。

前置きをしておきますが

声帯結節やポリープのある方への直接的な治療法は耳鼻咽喉科の医師の方にきちんと

お願いし、その場合はその方々の予後をケアする為のトレーニングです。

の場合は 私がこれから書く内容と

場合によっては真逆のボイストレーニング方法となる場合があります。

私がお話したい 「加齢による声の嗄れ」

というのは、

例えば

「60歳を超えたあたりから急に高い声ばかりか中音域まで出なくなった」という女性の方や

男性の方で

「芯のある声が出なくなり、かすかすした声しか出なくなってしまって

実年齢よりも20歳ぐらい年寄に思われてしまって困る」

といった場合です。

皆さんに共通して見られるのが

まだ声帯の体力があるのにも関わらず

まるで手つかずのまま、息を多量に流すことによって声を使ってしまっている」

という方。

女性の方に多いのは

前にもお話したように カルチャースクールに行って周りの人と同じキーが出ないので

どんどんキーを下げられてしまい、

逆に低い声を自分で響きのある声にしようとすると

負担がかかりすぎて、元ある声が余計にひどくなってしまった。

というような場合です。

後は学校に勤めていて長年大声を出し続けてしまい、それが原因で

かすれ声になってしまったのだという事です。

そういう方に限って

ご本人が知らない本当の適性の声があります。

たぶん、生きてきた中で知らずに来てしまったのだろうと思う領域です。

なので、レッスンをすると

「こんなに高い声、生まれて65年間出したことがない」

と。オーバーですが言われることがあります。

先日うれしかったのは

「ここに来なければ、僕はこの声を知らずに死んでいただろう」

と言われたことです。

僕は私は、声が低いので・・・・

と耳が慣れっこになる位聴きました。

しかし、そういう人ほど・・・・。

「実は声がすごい高い人」

の確率、約98%(ちょっとだけ下げてみた)

これは10年ボイストレーニングをしてきて

100パーセント出してきた結果です。

私の様に、もともとが低い音域でも、かなりの高音域は

声帯を付けやすかったりします。

がやはり、普通の女性よりオクターブほど低い音域から出しますので

やはり、チェンジの場所が 「え?何で?」って言う所で発声。

そこを抜けるとまた良い具合になるのです。

私の生徒さんでキーボードの鍵盤が上と下で足りなくなるぐらいの人もいました。

上は、3オクターブ上のBまで出す生徒さん、結構います。

69歳の女性、

病院へいったら 「声帯がブヨブヨで歌をあきらめなさい」

と言われた方が来ています。

駆け込み寺と聴いてきてくださったのだとか。

出ない声を出してくれる、という評判を聞いてきてくださいました。

すみません、

シャンソンジャズどころか

今では 2オクターブAぐらいまで平気で出しています

本人曰く

「人格変わるわ~(関西弁)」

だそうですが

人格、変えちゃってください!!!!!

万々歳!!!

というわけで、

年令の高い方の声をよみがえらせるボイトレにはまりつつあります。

発声練習 虎の巻

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