方言から見る特徴と滑舌の不思議。

滑舌の特徴は、方言や国の言葉でもわかる?!

こんにちは。ムラーラミュージックオフィスです。

今日は、今まで見てきた生徒さんの方言や、外国生活が長かったことでの

滑舌の違いや特徴について私なりの観察点でお話ししていきたと思います。

方言滑舌診断(東北、関西とロシア、中国)

  • 東北地方の方

「あ」「い」などが平たく、口を横に開けて発音する。下あごを置くに引いて発声。

「お」の音の時に下唇が若干内側に丸まる。

  • 関西方面(神戸地方の方は傾向が強い)

全体的に母音が強い。基本的に関西の方(兵庫、大阪、広島など)は、無声化をしない話し方。例えば

タクシー。

のクの音が通常関東では無性化される。が、この地域の方は比較的
無声化されない。

~です。

のす の音。この音が無声化されないパターンは多い。

声優さんの現場ではみなさん強制的に直しています。

なので、巻き舌が基本的に苦手という関西の方意外と多かったりします。
母音を発声するときに顎全体を前につっぱりだして「あいうえお」をすることも多いです。

ロシアの方は口を開けない。中国の方は日本語「P、B」の区別が苦手?

ロシアでの生活が3年ほどに及んだ生徒さんが通われています。

特徴としては、先ほどの東北の方とよく似ていますが、基本的に母音発声時に口を特に開けません。

奥歯に食いしばるような形で「あいうえお」を発声しています。

その状態でも、すらすらっと話せる不思議な言語ロシア語。

  • 中国の方は日本語の「ぱ」と「ば」の区別が難しい人がいるようです。

私は中国語は勉強したことはありませんが、韓国語を勉強したときに

「濃音、激音」という子音の発声法がありました。

中国語の「b」に当たる音は、清音 無気音 と言って 日本語の 「ぼ」とは全く違う音になるようです。なので、日本語の「b」を 「ぽ」と聞こえないまでも

「ぼ」という音に聞こえない状態になっている人が多いのだとか。

ですので、「B」ぼという発音が苦手、というのではなく

Bという文字を発音するときには、無気有声音になるという発想自体がもともとなかったのかもしれません。

ムラーラで行っている独特滑舌法

滑舌の体操をする前に舌を良くほぐそう。

滑舌練習(自宅 ボイストレーニング)

子音の効果的滑舌練習法

声優さんも目から鱗の母音の基礎練習

番外編。

何よりも、腰痛が治るらしい「ボイトレ前の姿勢練習」

声を出しやすい環境にするには、女性は反り腰を直し、男性は、ポッコリおなか姿勢を直しましょう。

こちらのプロセスをご覧ください。

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