高音の発声練習と腹式呼吸でメンタルリセット?
こんにちは。ムラーラミュージックオフィス(発声練習虎の巻)です。
昨日たまたま生徒さんとお話をする中で一つ疑問を投げかけました。
さて、ボイストレーニングのレッスンで実際に「鍛えられている」のは
メンタルと、技術のどちらでしょう?
ん~。大きく出たな?
さて、皆さんはどう考えますか?
メンタルの意味は「精神」というだけでなく根本は「脳」
これはあくまで私の持論ですが、メンタルときくと「精神的な」という単語を連想する方が圧倒的に多いと思うのですが、自律神経の関係で大きく乱れやすいメンタルに対しては、いわゆる精神という言葉よりも「脳」という直接の働きに着目しています。
オノマトペ~
最近はやっている「オノマトペ」です。
これは、行動や様子をいわゆる「音」に差し替えたもので
擬態語、擬声語、擬音語の総称です。
オノマトペと、ボイストレーニングって実はものすごく共通点があると思います。
オノマトペとボイトレの共通点。
オノマトペとボイトレの大きな共通点は、実際に行っていることやイメージを
具体的な言葉で表現するというよりも、感覚的に、間接的に感じ取ったことを自分の中で表面化する際にロジカル変換するという意味合い
があるように感じます。
例えば
「トントントントン」
という言葉を発しながら、キャベツの千切りをするとうまくできるとか。
こんなことがオノマトペ。なのです。
ボイストレーナーがレッスンをする際にも、同じような手法を使ったことがあると思います。
高音を出すトレーニングでもオノマトペ。
実際にクラシックのレッスンをうけていたときに良く言われたのが
「頭のてっぺんから声を出して。」でした。
実際に、頭のてっぺんから声が出ているかどうかは不明です。
ですが、
「ぽー」「しゅー」「しゅっしゅ」
など、それっぽい擬音を言われたりすると、何となくイメージ出来たりもします。
実際にオノマトペを使ってみると、自分がその瞬間多角的なバランスで脳を使っていることがわかります。そして、その際には「自分には出来る」といった自己催眠作用も働きます。
腹式呼吸のやり方も色々ある。
腹式呼吸の方法も1通りではありません。色々あって良いのです。
自分に合うものを選べばよい。ただ一つだけ言えるのは、腹式呼吸は
本来、何も特別な呼吸ではない。という事。
ですから、体が成長、心が成長、生きる癖が出てくるのと同時に我々は本来自然にできていたことを忘れる生き物だと思います。
例えば、こんな方法で腹式呼吸をします。
これもほんの一例です。
動画の中では特に説明していませんが、
「体を0の状態にする」ことによって生まれたときの状態に近づけること。
を意識していきます。
本来あるべき姿であるべき声を出しマインドブロックを外す。
本来あるべき姿であるべき声をだし、マインドブロックを外していく作業を
生徒さんに気付かれないように行っていきます。
これが大事。
メンタルリセットをするときには、多角的に脳を使っている。
それは、ロジックに偏らない唯一の方法である。
ムラーラミュージックオフィス
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