ボイストレーナーは「こういわれたら嬉しい」。
おはようございます。引き続き
ムラーラミュージックオフィス 代表講師 宮島知穂です。
今日は、私が生徒さんに言っていただけでうれしい言葉をいくつかご紹介します。
「これを言われたら一人前ボイストレーナー?」
何でも言い切らないことが大切だと思うのであえて 「はてな」マークを付けさせていただきました。
それでは発表します。
1位 ボイトレって奥が深いっすね。
これは最高の褒め言葉です。
「奥が深い」という風に考えていたでけた ということは少なくともその方に
「声とは何か」ということがしっかり伝わったということです。
体を使う、心を使う、イメージをする。
の3点のうちのどれかがバランスが崩れてはだめだ、ということがしっかり伝わっています。
2位 え?なんで声が出るの?
2位は断トツ「これ」です。
「知らん間に声が出た。」「なんで?」「先生魔法使った?」「意味が分からない」「体が宇宙人になった気分」
この言葉には付随して今のような文言が含まれています。
これはボイストレーナーは言われたら絶対うれしいと思います。
それに付随して「今自分の中で何が起こっているかわからない」
ということもありますが、これは逆に
「今その生徒さんの中で何がおこっているのか」を明確に伝えなくてはならない
という意味合いも残ります。
第3位はこれ!
「レッスン楽しい」「ボイトレ楽しい」!
これは意外にも「第3位」です。
もちろん「楽しい」と言っていただけるのはとっても嬉しいですが、それよりなにより
「ボイトレでちゃんと効果が出たよ!」という瞬間のほうが
生徒さんが喜ばれてるので、言葉いらずです。
それには、講師と生徒さんとの信頼関係はぜったい大事。
なので私たちは、「時に生徒さんとは家族以上の間柄になる」こともあります。
私は、生徒さんがその日食べる夕飯に困っていたら
「うちで食べていってください!」といえる間柄です。
「同じ釜の飯を食う」。そのくらいの勢いで付き合っています。
遅刻は厳禁、レッスン日変更もしない。
ボイストレーニングを「サブ」「副業」だと思っている方。
現実として副業であることは良いとして
その意識で仕事をするのは、今すぐやめていただいたほうがよい。と思うのです。
生徒さんから
「音楽で、とか舞台で 食えないからこの仕事をしている」
と、思われたら負けでしょう。と思えるのです。
これはここ最近で本当切実に感じます。
ボイストレーナーは「レッスンプロ」ではない。
ゴルフの業界では、講師の人のことを「レッスンプロ」と呼びますよね。
ボイストレーナーはこれじゃ「あかん」と思うのです。
ゴルフ業界でいう「レッスンプロ」は、「レッスンのプロ」という意味合いよりも
「プロだけどレッスン専門の人」という意味合いのほうが強く感じます。
ボイストレーナーは本物の 「レッスンプロ」でなくてはならないと思う今日この頃。