現在の「第四次声優ブーム」も少しずつ形が変わりつつある。
こんばんは。今日のテーマは「声優さんは歌手よりもある意味狭き門」
なのだというお話です。ここで一つ注意したいのは、以前筆者が書いた
「悪徳音楽事務所」の「あなたは今日から歌手です。」
といううたい文句を「歌手」という定義から除外すると
声優さんのほうは間口は遙かに広いです。
第四次声優ブームは2000年ごろから今まで。
1990年ごろにゲームやラジオドラマが急速に普及発信を遂げ、アイドル声優さんらが大勢名を連ね、ある程度声優さんもアイドル的なルックスや本格的な歌唱力が認められてきていました。
最近はオーディションを見ていても「ある一定時期よりは外観重視にシフトしていない」のがわかります。
おそらく、声優さんとして登用する上では以前のような「アイドル路線」よりはさらに
タレントさんとしての「声優さん」を求められている。
現在声優さんはタレント性(個性、MC力)などが長けていないと爆発的に注目を集めるのは困難だと見える。
声優さんとしての間口が広い理由は基本的には歌手を飼い殺しにする芸能事務所と違い養成所は「お仕事のできる人を育てる機関」
かなりえげつない書き方をすると、この限りです。
発声練習虎の巻のスクールでは、先生たちにマル秘の資料をお渡ししています。
これは、筆者が生徒さんとかかわって生徒さんがオーディション(養成所)を受けたり、実際に入ったりしたときのことを参考にしたものです。
発声練習虎の巻のスクールには現役のプロの方もいればこれから養成所を受けたい若い方も来ます。その時にここは今 イケテルよ、とか、ここは今アニメに力入れているとか。
知らなければなりません。
ただし、詳しくは書けませんが不安定なことも伝えてストッパーをかけなくてはなりません。
声優さんが落ち着けるまでのステップは全部で4つ。
声優さんは、まずは養成所に入校します。これは研究生みたいなものです。
実は学校によっては「2年生に進級できないところもあるのです。」厳しいです。
晴れて卒業できたあと、待っているのは
預かりという地位。
スーパー大手の事務所さんですと
預かり→ジュニア→ランカー(正所属)の順 3段階あります。
中には、いきなり「ジュニア」になり、「ランカー」で終わる。ということもあります。
※ただしそういう事務所さんの場合は「ジュニア」になる時点で相当ふるいにかけられて数人。ていうことも・・・・。
「ランカーになれたら万歳!!」でもない理由。
これは、声優さんあるあるなのですが「ジュニア」と「ランカー」ではそもそもギャラが違います。どのくらい違うのかはもちろん事務所さんにより違うと思いますが
倍以上は違ってくることが多いようです。するとどうなるか・・・・。
ランカーになった瞬間仕事激減。
そうなったら、例えばディレクターさんなんかと個人的に仲良くして独立して・・・・。
という方も出てくるかもしれません。。。よほど実力があれば・・・・。
それでもやっぱり大手事務所さんは安泰。その理由は?
発声練習虎の巻校が見ている中では、やはり大手の声優事務所さんはシステムがしっかりしています。養成所の生徒さんも黙っててもたくさん集まります。
なんと
あそこの養成所に通えてるなんてすごい。よほど才能があるんだ?
なんて見方をされる事務所もあります。
所属経験がなくても「あそこの出の人なら」っていってフリーでも仕事が来る場合もあります。
出た学校(養成所)が物を言うのは悲しいかな、音楽学校よりもまだすごいです。=音楽学校の場合はOG,OBのネットワーク的に学校名でプラスになることはもちろんあると思いますよ?
こんな感じで声優さんになるのは、間口は広く門は狭い・・・・・。
ということなのです。
虎の巻の運営スクール
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