弾き語りで使えるコード進行導入編1

コード進行をちょっとアレンジしておしゃれな弾き語り。

こんにちは。「発声練習虎の巻」です。今日はちょっとだけ番外編です。

発声練習のネタではなく「コード進行」についてお話ししたいと思います。

発声練習虎の巻の提携スクール スピーチボイトレ駒込校 では、希望者の方に「ピアノの弾き語りのレッスン」を行っています。

その際に、1.4.5 の和音をちょっとだけアレンジしてコード奏をしていただきます。

「コード進行」を勉強するならまず キーはC

レッスンで取りあげる曲は 「AI のSTORY」や、ジブリの「さんぽ」などの曲です。

まったくのピアノ初心者の方にも コード進行 は無理でも ベース進行 は耳コピしてきてくださいね。 と伝えます。

1ベース進行を耳コピ
2ベース進行ができたらメロディーを耳コピ
3実際のコードは無視し、1.4.5(C F G)に無理やり当てはめる。

というこの3点で準備完了です。

簡潔なコード進行で「曲があっさりしすぎてしまていることを自覚」

お料理と同じで、薄味から初めて「これが足りないあれが足りない」というようにコード進行に対してスパイスを足していくのが良いアレンジの仕方です。

なんというのでしょうか。極端なことを言えば「基本的なカレーライスの味」をがわからないのに、なんとなく「スパイスが足りない」と言ってスパイスをじゃんじゃん入れるのではなく

根本的なコード進行をきちんと自覚してから 代理和音 などを起用していくことが大切と考えます。

ギターとピアノは同じコードネームでも響き方が違う。

少し高度なお話になりますが、ピアノもギターも和音楽器です。筆者もよくギタリストとアンサンブルをするのですが、同じコード進行で演奏していても音の構成が違うので、

「あれ?」と思うことがあります。

直接コード進行に影響があるわけではないですが知っておくと大変便利です。

それから、もう一つピアノの弾き語りの点では気を付けることがあります。

ピアノは楽器の王様である。ということ。

ピアノは楽器の王様です。

というのも、一人で弾くもよし、アンサンブルも良し。とにかく多用途なのです。

ですから、演奏形態をよくよく意識して音の配置を決めます。

基本的にピアノの弾き語りの時の音の配置は、左手はベース進行(自分で決めたベース音)プラス右手は基本形でないコード音

というようにしてもらっています。

そして、右手はあまり動かないのが美しいのです。

右手のコード進行は 5度、5度などの連続5度進行を禁止します。

わかりやすくチェックするには右手の親指の位置があまり動かないのが良い。

親指が動かないようにすることによって、気が付くと

ソプラノ領域(右手の一番上)アルト音域(右手の真ん中)、テナー音域(右手の親指)

ハーモニー(いわゆるハモリのメロディー)が誕生します。

余裕がある方にはそのそれぞれの音域をピアノでなくて歌っていただきます。

歌うことによってピアノではなくて「歌うハモリ」という意味で、ご自身で楽しむことができます。

これが、弾き語りの際のコード進行導入部分になります。

次回は応用編。

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