老化による声帯ぶよぶよと、プロにも起こる「声帯たこ」
こんばんは。発声練習虎の巻のブログです。
今日のテーマは、「老化による声帯」の状態であるおなじみの「声帯ぶよぶよ」
と、年齢も「アマチュアじゃなくてプロにでも起こりうる」声帯結節のお話です。
声帯結節はボイトレで治るの?
声帯結節は、声帯ポリープとは違います。私の中では「声帯結節」の方が厄介といえます。
- 声帯結節はやたらと慌てて手術をしないほうが良い、大きさや、消炎剤などで症状が引かないときなどにやむを得ずの方が良い。
- 声帯結節は、一時的に発声を休め、できるだけ自然状態で鎮静化するのを待ちたい。
- 声帯結節の治療には、音声治療も含める。正しい発声でないと、結局の所処置をしたところで意味がなくなってしまう。
結論から言えば一度出来てしまった声帯結節は、ボイストレーニングでは
治りません。消えません。
しかし、誤った発声を矯正していくという意味で進行を抑える。という意味では意味があると思います。
声帯ぶよぶよの老化は、経験上ボイストレーニングでかなり良くなる。
声帯がぶよぶよしている=主に声帯の老化
でありますが、この場合はボイストレーニングでもかなりの改善が見られます。
☑ケース1
60代半ばの男性、若いころから1日4箱煙草を吸っていた。
今は1日1.5箱にまで減ったが基本的にはたばこがやめられず、喫煙者で高齢者の男性に特にみられる症状嗄声した高音に陥っている
☑ケース2
70代女性。30代にて子宮卵巣全摘出手術を行う。
それにより、骨粗しょう症発症、女性ホルモンを生成する機能が弱く、人よりも相当早い時期に女性特有の嗄声した低音に陥っている。
ケース3
60代女性。学校教師をしていた。毎日の事なので気にしていなかったが
気管支が弱く、秋~春にかけての季節はほぼ全滅。
常に咳をすることが多いため咳の圧力で基本的に声が嗄声して高音が出ない。
これらの場合、声帯の形状は様々だが、主に声帯の表面がギザギザ(ブヨブヨ)しており、閉鎖感のある芯のある声を形成する力が弱い。
高齢の女性の方が高い声を出せない理由は、声帯萎縮とむくみ。
男性は、嗄れて高い声になるのに対し、女性はさらにむくみも発症する。
その為、いわゆる聴くに堪えないような汚い低音になってしまう事が多々ある。
さらに、唾液の分泌量が減り、ドライマウスに陥る。
舌の動きも鈍くなり、日常生活的には誤嚥しやすい環境に陥る。
対処の仕方を考える。
声帯の老化なのか、声帯の使い過ぎでタコが出来ているのか
それぞれに対処法が異なるので誤らないようにしたい。
営業マンで喉を使いすぎる人も同様。
専門家にご相談ください。
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