似て非なる「耳管狭窄症」と「耳管開放症」
こんにちは発声練習虎の巻です。
今日は、生徒さんの中で数年前から結構な確率で訴えられる症状についてお伝えします。
この病気を知るきっかけになったのは、ある書店で偶然立ち読みをしてからでした。
その本のタイトルは忘れてしまいましたが、こちらに詳しく書いてあるサイトを見つけましたので引用します。
トレーニング中に耳管開放症の症状に悩まされる人。
私の生徒さんは、声を出している時に突然 「あ」と言って
耳をふさいであくびをしてみたり、「あー」「あー」といって声を出してしながら耳を不快感を軽減させたりしています。
耳管狭窄症、耳管開放症とはどんな病気か
中耳腔(ちゅうじくう)と鼻の奥に存在する上咽頭(じょういんとう)は、耳管と呼ばれる管でつながっています。通常、この管はふさがっていますが、あくびや物を飲み込む時に開き、中耳が換気され外界と圧が平衡状態になります。
この調節機構がはたらかず、耳管がうまく開かなかったり、常に開いた状態になると、さまざまな症状が出現します。耳管の閉塞は、耳管周囲の炎症により、粘膜に浮腫(ふしゅ)(むくみ)が起こることで生じます。とあります。
症状はよく似ており、どちらも耳閉感(じへいかん)を訴えます。耳管狭窄症ではさらに軽度難聴(なんちょう)、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)を起こすことがありますが、耳管開放症では自分の声が響いて聞こえたり、ゴーゴーという自分の呼吸音に悩まされたりします。
以前国民的歌手が「難聴」を告白して広く知れ渡った。
この病気、特に耳管狭窄症は自分の声も外の声も聞こえづらくなるという症状があります。
耳管開放症は「自分の声が耳の中でぽちゃんぽちゃん」となっているような感じがあります。
いわゆる、耳は「トンネルの中にいるような閉塞感」
を訴える方が圧倒的に多いのです。先述したように難聴になってしまうレベル
というのは相当なものだそうです。
この病気の理由は様々
この病気になる方は圧倒的に女性が多い気がします。
様々なことを調べていてもやはり「女性に症状が多い」ということは容易に知ることができます。
今まで生徒さんで男性で症状を訴えてきた方は圧倒的に「慢性的な鼻炎等で鼻づまりがひどい」などの症状をお持ちの方ばかりでした。
ほか、主な理由は以下の通りです。
1急激な体重減少
2副鼻腔炎(後鼻漏)
3ピルの使用
があります。
治療方法は???
昔の人はよくやった「耳管通気」。
中耳の滞留液を取り除くために空気をおくりこむそうです。
しかし、あんまり何度もやってしまうと逆に炎症がひどくなってしまうこともあるようです。
あとは、私もよくやられますが
鼻の処置として耳鼻科さんへ行って ネブライザー(蒸気を鼻と口にあてます。)。
気になる症状をお持ちの方がいらしたら、まずは耳鼻科さんに相談を!!
体のことと声のこと。
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