喋る声がほとんど出なくなってしまった方のリハビリ。
こんにちは。ムラーラミュージックオフィスの代表宮島です。
今日のブログは、本日実際にお教室にいらした 声が嗄れて出なくなってしまった方へのボイストレーニングの時のお話しから一つ。
結局体験レッスンに来てくださって、そのままご入会してくださいました。
高齢になって声が急に出なくなる方はたくさんいらっしゃいます。
声が出なくなる原因は色々あります。
☑甲状腺がんの手術により声帯付近にメスが入った場合
☑喉頭がん咽頭がんにより声帯自体をすべて失った場合
☑その他の大きな病気や治療
☑女性器(特に卵巣)を失ったことにより急激に女性ホルモンの値に変化が生じた場合(骨粗しょう症)
☑加齢による声帯萎縮
☑声帯結節や声帯ポリープなどのできものが出来た場合による声帯閉鎖異常
本日の生徒様は、ちなみに 4番目と5番目に該当していました。
ちなみに、女性ホルモンは「子宮」からは分泌されないといわれました。
なので子宮を病気で失っても大丈夫なんですが、その代わり卵巣は2つともないと、女性ホルモン値が急激に変わるようです。
その理由は、最終的に女性ホルモンが副腎からしか生成されなくなるため、一気に「更年期障害~女性ホルモン欠乏」が起こるからです。
高齢になって「高い声が出なくなった人」は「高い声だけ出してください。」
早々、おっかなびっくりな副題をつけてしまいました。本当にその通りなのです。
高い声が出なくなった方は、リハビリ(発声練習)で高い声だけ出せるように訓練していきます。
今日いらした方もそうでしたが、発声練習をして結局話し声になるとしばらくして慣れてしまって結局のところは戻ってしまうのですが明らかに
出なくなった話し声よりも、歌声のほうがまず最初に回復します。そのためには、できるだけ日常的に歌うように話していただきたい。
これは切実な問題です。
こちらの生徒さんをご覧ください。 ☟
この動画は一応シリーズになっておりまして、NO5くらいまであります。
初めの話し声と、レッスン最中の話声のギャップがすごいです。
この方も、声帯萎縮の生徒さんです。
驚くことに先ほどの方と同じ 30代で婦人科のご病気をされていた方です。
「前より声が出ない」という方は男性より女性に圧倒的に多い。
犬の鳴き声で自分の声帯のくっつき場所とタイミングを知る。
「話し声が出ないから」と言って
何度も「こんにちは」「こんばんは」を練習したところで何の効果もありません。残念ながら・・・。
そして、驚くことに
今日初めていらっしゃった方、声が出た瞬間。お顔が化けました。
目がパッと開いて、いろいろな物事の真実を見るように。
早速高い声で帰っていきました。
「きゃんきゃんきゃんきゃん」と高い声で雄たけびを上げながら・・・。( ´∀` )
みなさん!よいお盆休みを!!