ボイストレーニングは今後、絶対に必要なサービス業である。①
こんばんは。ムラーラミュージックオフィスです。
今ちょうどこのタイミングで生徒さんと熱いラインを交わしています。
テーマは、「今後の日本に必要な真のサービス業」です。
ボイストレーナー主体のサービスであってはならない。
いわゆる「職人的」なボイストレーニングスクールである場合は別です。
その人の技を盗みたくて、その人から何かを伝授してほしくてそこに入門した場合は別だということです。
ですが、これからの時代はやはり視点を変えていかないとなかなか数あるスクールの中でも生き残りは難しいのでは?と私自身懸念しています。
- What? 何がしたいか?
- Who? 誰から?
- How? どんなふうに(どうやって?)
この3本柱がちゃんとお互いの意思疎通のもとに成り立っていれば全く問題ないと思います。
人材紹介会社の現状(就職、転職活動をする人たちを支援する側)
ある生徒さんが私に、プレゼンしてきました。
「先生、私今日人材の営業さんに、企業求人の分析結果を提供したんです」
 ̄ ̄ ̄ ̄それってどういうことですか?
「私が面接に行き、逆に企業さんにどんな人材がほしいのかをリサーチしたんです。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄でもそれって、本当はその人材会社の仕事ではないんですか?
「そうなんですよ。( ´∀` )でも、これが現状で、彼らは個人の成績を上げるためにとにかく手あたり次第会社を紹介してくるんです。」
「サービスの本質がなければ、今後見抜かれる時代だとおもいます」
というやり取りでした。
飲食店で水のサーブばかりしている人。
私は飲食店が一番サービスの根底の見える場所だと思っています。
例えば居酒屋さんやバーでも「お客さんの視界のど真ん中にたってお皿が開くのをいつも待っている人」だったり、「早く片付かないかと、完全に空いていないお皿を下げに来たり」
そういうことを見たりすると悲しくなります。
それでいて、お客さんが肩をぶるぶるふるわせていてもまったく気づかない・・・とか。
そういう意味で私が常に思うのは、ホステスさんは絶対に1流の接客をされる。という点です。
もちろん、人によりますが、ライターの火や灰皿の交換、ドリンクのサーブ。
相手に失礼のないようにボトルの名前を確認する。だとか。
さりげなく、が非常に大事なご商売だからです。
ボイトレの基本もさりげなく。=心理カウンセラーと同じ理由。
私がカウンセラーの資格を取得した理由がそれです。
カウンセラーは時として演技をすることがあります。
クライエントさんが、カウンセラーを「母親」として対象をぶつけてくることがあるのです。
そういう時に、あたかも本当にそうな様にすることがあるのです。
ボイストレーナーも同じようにするタイミングがあることを、経験したことのあるひとも多いはずです。
(②へ続きます。)