「声帯がぶよぶよ」だと言われたらどうする?

風邪をひいたわけでもないのに声がかすれる。声帯の老化

以前にもお伝えしましたが、中高年の方(比較的女性に多い)が耳鼻科のお医者様に行って結構な頻度で言われるのが「声帯がぶよぶよになっている。」です。

そもそも「ぶよぶよ」って何???

ご本人もよくわからないまま、筆者にそのまま伝えてくるのです。

「私の声帯、もうぶよぶよになっているらしくてどうにもならないらしいです。」と・・・。

声帯の老化が原因で、声帯結節や声帯ポリープとは異なる。

一番の打つ手立ては、みなさんがけがをした時と一緒です。

要は右手が使えなかったら、左手を使うように意識すると思うですが、それと同じ考え方で多くの「声帯がぶよぶよ」お悩みを持つ方を改善してまいりました。

「ポリープって言われたほうがまだマシだったわ」

と嘆かれる生徒さんの不安を解消するには、さまざまな説明や方法があります。

「ポリープや結節」の主な症状原因についてはこちら。

声帯の形や使い方の説明をするには「カーテン」がわかりやすい。

カーテンは風に揺れます。

風を「空気」=息に見立てて、その風に揺れる「カーテン」を声帯に見立てて話をします。
骨格が違う、身長が違う、のどぼとけの大きいさが違う、何もかも人それぞれ違っている。
だからこそ、「声が違う」

長くて厚いカーテンなのか、薄くて短いカーテンなのか
自分のカーテンはどういう形をしているのか??

あくまで持論ですが声帯の閉じ具合=開け具合もそうだが、
声を使う「音高」によって使っている場所も違う

という理論で話をしています。

これにより、「高音が出ない」という中高年の方にはとても「わかりやすい」という励ましをいただきます。

「高音が出ない」という悩みの発端がまったく真逆の理由で起こっていることに気づく。

声帯の老化=声帯のつきが悪い という勘違い。

誰もが自分のわかかりし頃の「声」の記憶はうっすら持っていると思いますが、そのご自分の「声だった声」をイメージして今と比較するとみなさん本当に

「体力がなくなった」と言います。

でも本当にそうなのでしょうか?

「声帯がぶよぶよ

になってしまった今打つ手立てはないのでしょうか?

簡単な話は、「使える場所探しをすればよい!」

老化や摩耗には原因があり、やはり長期間の疲れも影響します。

これは、声帯結節ができるメカニズムとも非常に関係が強いのです。

以前声帯ポリープと声帯結節の違いについて力説させていただきました。詳しくはこちら をご覧ください。

これにもありますが、声帯結節の場合は、ポリープと違って全体的にかすれることが少ないので、見落としがちです。つまり

ある部分の声はふつうに出せるが、ある部分だけがダメージを食らうのでわかりづらい。

という点である。

声帯ぶよぶよのケースもまさにこれと同じなのである。

ぜひ、声のビフォーアフターを見ながら、検証してみてください。

詳細動画はこちら→

第一弾。長いので早送りをしながら見てください。

第四弾

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