逆流性食道炎で、声が急にでなくなる事があります。
こんにちは。ムラーラミュージックオフィス 代表宮島です。
今日は、昨日いらした生徒さん(73歳)の方のお話です。
みなさんは、逆流性食道炎が原因で声が出なくなることをご存知ですか?
胃酸過多が原因で鼻づまり、声嗄れもあります。
昨日いらした生徒さんの異変に気付いたのは2週間前。
私がお時間の確認でご自宅の電話に電話を掛けると、聴くに耐えないガラガラ声で
「はい もしもし(ガサガサ)」と出られました。
私が、「どうしたんですか?」と聞くと、冷房の中に長時間いたとか、詩吟で大きな声を出しすぎたとか、思うことをひたすら話されてました。
しかし、昨日久しぶりにレッスンにいたしていただいた際に
長年の直感で 「内蔵からくる声嗄れ」だと一瞬で分かったのです。
実は、その生徒さん耳鼻科のお医者様にも「逆流性食道炎の胃酸によるものではないか」
とすぐに言われたそうです。
結節やポリープや叫び声(急性声帯炎)などと違い声帯閉鎖に障害がない。
結節やポリープの場合、
例えばわかりやすく言えば「高音につれて声帯の閉鎖感が弱まってしまいチェンジが起きやすい」
というように、チェンジが生じるような音域のところで逆に明らかに声帯閉鎖がスムーズにできたりする場合は、結節ポリープなどとは無縁と判断しています。
特にポリープの場合はまんべんなく声が出にくくなっていることが多く、音域はあまり関係ないことがほとんどです。
結節は先ほど説明したような、通常でも声帯の閉鎖が起こり難いようなところで特に顕著にみられます。
逆流性食道炎での声嗄れや鼻詰まりのメカニズム
食道の、一番口から近い部分のところに 肺に通じていく気管の入り口(喉頭)があり、
そこに胃液による炎症などがおこり せき込み、声の嗄れ、それと同様に鼻にも近いことから
逆流性食道炎という病気による鼻づまりを起こすこと
が指摘されています。
私も20代の男のこの生徒さんの病気(逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍)を発見しました。
普段と同じ発声(以前はちゃんと声が出たのに、急に声が出なくなった)
など、特に何も原因がないのに急に声が出なくなるような症状、鼻のつまりなどが起こった場合で耳鼻科に行って原因が特定できない場合、消化器内科の受診があったほうが良いようです。
体感を鍛えて内蔵の位置を正しい場所に戻すことも大事
先ほどの70代の生徒さんですが、もともと痩せ体形なのだけれど、今年の夏にさらに2キロ体重が落ちてしまったことが気になり、1日むりに5食を食べていたようです。
逆流性食道炎は甘いもの(脂っぽいものだけでなく甘いもの)でもかなり症状が悪化する
(私は甘いものをやめてから逆流性食道炎が治りました)
ので、食べるものに関しても注意が必要です。
2023年現在、多くのYOUTUBE等を発信しております。特に、声帯結節や胃腸の不調などに関連するものも多数あげておりますので、下記の動画で☑してみてください。
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