長文原稿を読むためのブレスボイトレ
長文を読むためのブレスボイストレーニング
長文を読むのには、やはり長文を読むなりの長いブレスが必要となります。ですが、本来は「ただ長ければよい」のではなく、切り切らずというような、息の無い空間を上手に使いこなすこと自体がとても重要となっております。
又、長文を読むためのブレスケアの中で最も大切なのは息の比重感 となっております。
◆◆◆◆×××××〇〇◇◇◇◇◇~~~~ というように、言葉のフレーズというのは単語の数や接続詞のつく場所によって几帳面にバランス良くではなく、ある部分は長く、ある部分では短く、というようにばらけて存在しています。
今あった、◆や×や〇などの単語のどこに重きをおいて、どこを流すように読むのか?そのバランス感がとても大切です。
息は「吐きだす」のではなく「流す。」
息は、吐きださず、「流すように」とお伝えしています。息をもし「吐き出す」のだとすると、その作業の中には「送る、置く、押す」などの力の作業がどうしても必要となってきてしまいます。その時に実はある一定の「リズム」をまとってしまうことになり、そのリズムがフレーズを生み、そのリズムでフレーズ感覚が決まってしまう。という事になります。ですから先に
「どこに、どのフレーズやどの言葉に重きを置きたいのか?」
という事を決める必要があります。
実はこれらの指導は講師の「慣れや経験値」がかなり必要になります。講師自身も読みの練習を相当こなさなくてはなりません。また自分の苦手な滑舌なども把握しなくてはなりませんから注意が必要です。
※また滑舌や舌癖、歯の歯列矯正などのお話しについては後日細かく書く予定です。
上記外部ブログになりますがご覧ください。いびきと舌の癖についての細かい記事が書いてあります。
ブレスチェックポイント(これらが合ったら呼吸を改善したい)
☑息を吸う、息を吐く事に関してかなりのウェイト(体の負担を感じてしまう)
☑息を吐くことに対して、「前へ前へ」という方向性を常に意識してしまう。
☑息もれが酷く、「すー」という音が気になって仕方がない。
☑息をしている時の姿勢で特に気になるのが、肩から首にかけてだ。
☑自分が思っている腹式呼吸で「すー」と蜘蛛の糸を吐くように息を歯の隙間から吐き出したとき、30秒続かない。
☑呼吸を吐き出している時、鼻から自然に息が抜けていない感覚がある。
とこのような状態が体感としてある場合は、呼吸を改めていくのが良いと考えてます。