天才「ミラクルひかる」さんに学ぶ歌うま秘訣
ミラクルひかるさんはボイストレーニングの教科書のような方
こんにちは。ムラーラミュージックオフィス代表宮島です。最近も、何かボイストレーニングに役立つものはないか?と日々研究に励んでいます。最近、ふとそう言えば物まね芸人の方々って今何をしているのかな?なんてYOUTUBEを見始めたのがきっかけでここ最近色々な番組の過去のものを見るようになっておりました。
そこで、「この方本当天才だ!」と私の目を釘付けにしたのが、ミラクルひかるさんでした。彼女の物まねのクオリティは、もはや物まねにとどまらないと思っております。本当の天才だな。と思うのです。
ではなぜミラクルさんが、ボイストレーニングの教科書のような方と私が説明するかといいますと、それは「物まねされた方の音声(歌や、声)にとどまらず、彼女の場合、メイクでカバーしきれない顔の骨格や表情筋肉の細部にわたってかなり確実な分析をされているからです。
歌を歌う上で、一番意識してほしいのは、骨格
以前、小顔矯正のお店に通っていたことがありまして、その時に受けた説明では「我々は顔の骨にアプローチはしますが、骨格は当然変えられません。骨格と骨格の隙間にあるたまった水分を流したりすることでむくみを抑えることによって視覚的に小顔の効果が得られます」といったようなものでした。
科学的に、骨格を整えましょう。とかそういう事は説明下にない理屈としてとらえておりまして、それとは違い「自分の体の体幹を意識するときに、骨の在り方を一番に理解しましょう」というような感覚で伝えています。
これは悪までうちの考察ですが、歌を歌うときに「何か足りないな?」と思う人の歌というのは、意識が体の前面にしか向けられていない人。という認識がありました。なので、付属の骨格である、腕(一部肩含む)足、寛骨等ではなく、主に「軸に当たる骨格=首(7個)・胸椎(12)腰椎(5個)仙椎・尾骨 をの存在を意識して頭をなるべく正しい位置に起こして、顎や舌の自由度を高め、顔の表面の表情筋肉、特に頬の筋肉全般を自分の意図する方向に動かしたり、上唇周辺の筋肉(大頬骨筋・小頬骨筋)を積極的に動かしてあげることによって声の質感を自分の口の中で作ることにとどめないで、いろいろな部分の補助をもらいながら意識的に作っていくことを推奨しています。
ミラクルさんのミラクルなこと。
私は、くまなく彼女の過去VTRを見ています。例えばYOUさんの物まね。こちらはわかりやすく、彼女の特徴をとらえた手の動きが加えられているのですが、一番見るべきところはしぐさではなく、「顔の作り方」なのです。表情筋というところにもはやとどまらず、目の形や、上唇の形、角度、細かいところがそっくりなのです。
工藤静香さんの顔の特徴も大きくとらえられています。ほんの一部分だけが似ている(例えば口の形が似ている、目の感じが似ている)というのは良く見るのですが、あとは、もともとのお顔の形がそっくりで、物まねをしたらそっくりだ。というのも良くあるのですが、ミラクルさんの場合「骨格を瞬間的にいじったのでは?」と思えるほど酷似しているのが、絶対ほかの方にはない特徴だと感じました。
しかしよく見てみると、顎を少ししゃくり出してみたり、細かい工夫が数多くなされています。
声優さんの生徒さんでもご老人の役をやるときに、あえて顎を前に出して声を作る方手法を使う方もいらっしゃるのですが、「舌・あごの角度」により違った声のアプローチができる。というのは案外想像されないデッドな部分かもしれない?と感じました。
テクニックというより、声を出す出し方の一つの手法という意味合いでも顔の表情筋へのアプローチは否めないと思う今日この頃です。