何百もの滑舌不具合をパターン化してみた。
滑舌不良の仕組みをパターン化しました。
ここ最近滑舌のためのトレーニングのレッスンのご依頼が多いため、滑舌の練習に関しての記事を書こうと思います。実際のトレーニング方法はあえて書きませんが、そのためのヒントとなるようなトレーニング方法を挙げたいと思います。
ここではあえて「滑舌トレーニング」と挙げていますが、滑舌のトレーニングは実は「発声のためのトレーニング」という要素が8割を占めている。
という事実を無下にしてはいけませぬ。=わざといけませぬ。なのです。
はい。滑舌が悪いのでトレーニングをします。というのであれば、今度は「滑舌が悪い根本的な原因を探らなくてはいけません」。それが単に舌の運動不足なのか、そもそも、動かし方を知らないのか、顎の骨格の事由なのか、はたまた舌の長さなのか、舌小帯の関係なのか、幼少期の歯列矯正の前の動きの癖なのか。
挙げたらきりがありません。
滑舌苦手パターンは大まかにこの3つに分けられる。
声優さんがやりづらい滑舌まとめ(1月24日)
パターン1
基本的にRとDの発音が混同しやすくなる方が圧倒的に多いです。
「ラー麺を汗だくだくで食べるとまずレトルト食品の味も忘れてしまうくらいにそれらしくない脱力感で食する感覚」
というようにRとDの音が重なって出てくると読みづらくなります。
パターン2
SSSなど、SやKやTの音が連続するといいづらい方が多いです。
「そそくさと肩たたき機を売りに出すと、ただならぬ関係に唐突に言わざるを得ないとお聞きぐるしい過去をお見せしてしまい申し訳ありません」
といったような文章です。
やりづらい場合
「さささささ」「かかかかか」「たたたたた」など、連続した発音練習をしていただけると意外と効果的です。
パターン3
似たような音が羅列する。拗音が混じる。
「公共広告機構に皇居をめぐる記事を書いた場合、高度経済成長期を基調とした貴重な視聴者を慈恵医大に紹介して紹介料をもらう業界手順をきちんと踏む必要があります」
というような文章です。
こういった文章が言いづらい場合は、奥のあごにかみしめたような力が入っているパターンが見られますので、まず奥のあごの脱力をするように努力します。
そういった方法を先生と一緒に考えてみてください。
この3つのパターンです。これが私が今までデータとして取った滑舌がしにくい種類の羅列となります。こちらがすべてではありませんが、かなり友好的なトレーニングとなりますので、皆様ぜひチャレンジをしてみてください。