プロダクションのオーディションは「広告」でしかない。

悪徳音楽事務所も飽和状態。

今日のブログは少し、内容が「コア」なものとなっています。

「悪徳音楽事務所」っていまだにまだどこにもありますね。ただ、こういうものに引っかからないためにもご自身で「チェックできる目」を養ってほしいです。

まず一番大事なのは、「音楽事務所のオーディション広告は」「ただの広告」であるということ。

です。特にSNS系に出されているものはほとんどがそうじゃないでしょうか?

広告を出してまで欲しいもの。「それは生徒です。」

発声練習虎の巻のブログ元は「スクール」です。「音楽事務所」とは一ミリも謳っていません。ですから、生徒さんの集客は苦難の技です。

もし、うちに「お仕事があれば」、オーディションを訴えなくてももっと生徒さんは増えるでしょう。

「生徒さんは皆ゴールを求めている」。

と言われたことがあります。

「お宅はどんな感じで運営してるのですか?」と聞かれたときに、

「純粋にスクールとして、告知して募っています」。

と言いますと、「よくそれで続きますね」というように言われたこともあります。

生徒さん集めのために「定期的にオーディションコンサート」を開催。

これはとっても良い方法だと思います。「チャレンジステージ」みたいなネーミングで
スクール主催のコンサートのステージに立てる。

これは、とってもナイスアイディアだと思います。

いわゆる「コンサート」をゴールだと思うのであれば。

ただ、悪徳音楽事務所の場合は、そのゴールが 所属だったりデビューだったりすること。なのです。

それはそれは狭き門です。

その狭き門に用意された出口、まず

事務所がお金をかけてアーティストを育てる予算はない。

よほど体力のある音楽事務所でない限り、アーティストのマネジメントに予算はない。

ですから、所属させても仕事はありませんし、今度はマネージャーが営業をするのにも人件費がいりますから、本当に所属として認められてお金をかけるに値する人以外には労力は割けない事態です。であるとするならば・・・・・。

デビュー、所属と謳ってとりあえず生徒にして飼い殺しにするのがオイシイ。

ということが容易にわかります。

昔とは絶対的に違っているのです。

実は、まじかで今裁判沙汰になっている音楽事務所の実態を一定期間見る機会があったので観察していましたが、それはそれは本当にひどいものでした。

ですが、それ以外にもグレーな事務所はかなりあると思います。

ズバリ!!!!!!怪しい音楽事務所は 「これだ!!」

  1. 事務所の情報が出てこない。「事務所名」で検索をしても単体の検索だと名前すら出てこない。
  2. 事務所の所在地が明記されていない、実際にそのビルは存在しない。
  3. 「メジャーデビュー」を謳っているのに誰一人そこからメジャー歴がない。
  4. ころころ事務所名を変えている形跡がある。
  5. 口コミに勝るものなし、オーディションを受けた人間の情報を検索する。
  6. 広告には、○○が所属、CDデビューと書いてありあたかもそこに「所属している」ように書いておきながら実際にはただの作家事務所で作品単位でのかかわりだった。

これまでをすべてチェックし、晴れてオーディションに参加。そのあとでさらに目を光らせていこう。

  1. オーディション2次で実技があり、そこで「もう少しで合格だった」などという。
  2. 「不合格」でなく「補欠合格」といって後日連絡してくる場合が多い
  3. もう少し頑張ればデビューできるのでレッスンが必要と言われる。
  4. とりあえず1年契約で。はもう1年契約ではない。(飼い殺し契約)
  5. よく見ると、契約書に「途中解除の違約金」などが書かれている。

以上です。結構リアリティありますが。事実です。

若い人がこれ以上被害にあいませんように。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加