体験レッスンで軽度の「声帯結節」を発見。

体験にいらした生徒さんからお医者様も見逃した声帯結節を発見しました。

こんばんは。ムラーラミュージックオフィス 発声練習虎の巻ブログです。

実はつい先日体験レッスンにいらしてその後入会された生徒さんですが、声優さんで声帯結節があることが分かった方がいらっしゃいます。

その方は、耳鼻咽喉科で、声帯の写真を撮っていただいたのですが、声帯結節であることを見逃されていました。

声帯結節である重要なサイン。

この方の場合、幸い結節が柔らかかったため、吸入と投薬で何とか治療可能とのことで安堵しています。私が勧めたこちら↓

を速攻購入されたそうです。( ´∀` )

発声練習をしていて、こういう人は「結節を疑ったほうが良い」と思う重要サイン。

☑声の掠れ(かすれ)が、一部なのか全体なのか。
(全体の場合は声帯萎縮か、声帯ポリープを疑う)

☑もともと張りのある声の中に、掠れが見え隠れしていないか?

☑声が割れているというよりは、声の出し終わりに「掠れ」が見え隠れしていないかどうか(声のぬけの時間の時のタイミング)

☑張りのある声の持ち主なのに鼻が悪くて口呼吸になりがちな人。
(基本的に鼻炎疾患のある人にかなり数多く存在している)

もともと、息の流れの良い発声ができない(鼻から空気を通す勘が鈍い人)

声帯結節はなぜ見つけられにくいのか?

先述しましたが、その生徒さんは体験レッスン時にすでに「風邪をひどくひいてしまったので病院に行って念のため声帯の写真も撮ってもらった」

といって実際に見せてくださり、「一応大丈夫って言われました。ポリープぽいのは出来そうだといわれました何ともなかったです。」

とおっしゃったのです。

ん?、これ、ポリープより何より結節では??

と思うような足跡を発見したのです。

声帯の前3分の1場所のしかも声帯が合わさる両方のひだにできるのが声帯結節
ポリープの場合は両方のひだにできることはない。
声帯の両サイドを見たときに、どちらも同じように声帯の両サイドが膨れ上がっているのがわかりましたが、実際には確かにわかりにくい場合もあります。

耳で分かる独特な嗄声。

もともとのいわゆるハスキーな人とは違い、明らかに一部分だけハスキー、だとか

きれいな張り感のある声の中に一部だけハスキーな人は要注意。

感覚としては、

声が割れたまま張り感のあるきれいな声を出されている。

という不思議な状態。

もともとの声が張りがあってきれいなので、気づかれないことが多い。

気づいた時には、要オペ。。。。ということもあるので要注意。

今日本で一番の声の病院はこちら。

他にも、品川のボイスクリニック(こちらはどちらかというと術後等発声練習的なメニューがメインのようです。)

次回ブログにて声帯結節疑い、術後の方、無理のできない方へのトレーニング法を紹介。

本日は、結節の疑いのある方に☑の意味で読んでいただきたい内容でした。

次回、そういった方にはどういうトレーニングを施しているかご紹介します。

ボイトレ校マップ(東京・埼玉)

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