喉の違和感と胃の疾患の意外な関係?

喉の違和感?おかしい?と思ったら実は胃の病気だった。

喉の病気については「声帯ポリープ」「声帯結節」から、「喉頭がん」等で「声帯摘出」をする場合などのことについて
先述しました。それぞれの記事に関しては、上記のワードを直接クリックしてみてください。

喉に痛みはないのに「声がかすれる」。これって何故?

「声の調子が悪いな~?」という人が見逃していた病気について

御話します。

ある生徒さんの実話です。

それまでは、調子よく声が出せていたのに、ある時から急に 「えへん」「えへん」と咳ばらいをするようになりました。
「ん?」と思い、「どうしたんですか?」と尋ねると、

「鼻というか痰というか、それが喉に降りてくる感じがして気持ち悪い」

というのです。
「風邪なのかしら?」と思うのですが一向に良くなる気配がありません。
そればかりか、「痰がらみの原因での掠れ」というのでも「声帯ポリープ」や「声帯結節」でもないのはわかりました。
なんか、「鼻が詰まっていることで咽頭が炎症を起こしているのとも何かが違う」

昔の生徒さんからヒントをいただいたので「アドバイス」

その時、昔の生徒さんのある言葉を思い出したのです。

私、「逆流性食道炎」で食道が荒れていて、それが原因で鼻づまりと嗄声がおこっているんです。

というのです。

その当時は知識もなかったので、「そうですか」というにとどまったのですが、
今回の彼はこれに当てはまるのではないかとすぐに察知したので、

「耳鼻咽喉科じゃなくて、消化器内科に行ってみたら?」
とすすめました。
しかし、「違います、いやです。」と言って拒否を続けていたある日、
アルバイト先の健康診断で、「即再検査」になってしまい、後日検査で胃潰瘍と十二指腸潰瘍が見つかったのです。

まさか胃の病気だったなんて?? 思いもしなかったそうですが・・・。

胃潰瘍 症状は、ひとそれぞれ違うと思うのですが、彼の場合は
胃潰瘍 症状として、「鼻づまり、嗄声にはじまり、急激な体重減少、疲れやすい、」
がおこり、最終的にはうがいをしたらそういえば「口から血液が出るようになって歯茎が悪いのかと思った」
と言っておりました。
声が急に嗄れてその原因に心あたりがない時、鼻づまりに自覚症状がある時は、大量な胃酸が逆流している可能性もあります。
一度気にしてみても良いかもしれません。

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